ネガティブ感情の正しい対処法

長い人生を生きていくことで、色々な体験や経験と共に様々な感情が湧き出てきます。

ポジティブな感情は私たちに多幸感を与えてくれ、生きる活力を生み出してくれますが、ネガティブな感情はその真逆の性質を持つためとても厄介な存在です。

ネガティブ感情をコントロールしきれずに後悔する事態や問題を引き起こしてしまったり、怖さで足がすくんでしまい何も行動ができなくなったり、他者を傷つけたり社会に不利益を与えてしまうこともあります。

ネガティブ感情がコントロールされることで、ストレスは軽減して確実に腸内環境へ良い影響を与えます。ネガティブ感情がうまく対処できることで、便秘の改善にもつながっていきます!


今回はこの厄介であるネガティブ感情の対処法について、お話しを進めさせていただきたいと思います!

ネガティブ感情の誤った対処法

誤ったネガティブ対処法



ネガティブ感情はとても厄介な存在ですが、なぜこうも厄介かという理由の一つとして、多くの人たちが誤った対処法をとってしまうことにあります。

ネガティブ感情は、誤った対処法をとることで更に勢力を増して私たちを苦しめてしまう性質を持っているのです!


その誤った対処法とは・・・

ネガティブ感情に対して、消そうとしたり、見ようとしないこと

こういった対処はネガティブ感情にエサを与える行為に等しくなり、更にネガティブ感情が大きく強くなってしまうのです!


これは、
ネガティブ感情は目を背けたり、考えないようにすることで、私たちの心の奥底に潜り込む性質を持っている
そのために起きてきます!

そのため、ネガティブ感情に対して避けるような態度を取り続ける限り、長い時間ネガティブ感情から発せられる嫌な気持ちを受け続けることになってしまうのです。


ネガティブ感情を正しく対処していくには、まずはネガティブ感情が持つ
「目を背けると大きくなる」
「消そうとすると強くなる」

という特性に気づくということが第一段階となります!

ネガティブ感情は向き合うと消えていく

正しいネガティブ対処法



ネガティブ感情の誤った対処法として、
ネガティブ感情を消そうとしたり、見ようとしないことで更にネガティブ感情は大きく強くなってしまうということでした。

では、ネガティブ感情に正しく対処していくにはどのようなプロセスが必要となるのでしょうか?

ネガティブ感情を正しく対処するための第二段階として・・・

ネガティブ感情を受け止め、向き合う

これが第二段階として必要なアプローチです!
まさにネガティブ感情から逃げるというプロセスと真逆の対応になりますね!



ネガティブ感情は、消そうとしたり見ようとしないと勢力を増します。

しかし逆に
ネガティブ感情を受け止めて向き合ってあげることで、たちまちにネガティブ感情は居心地が悪くなり、次第に消えていく
という性質を持っているのです!



ネガティブ感情を”受け止めて向き合う”ということは、実際どのように行っていけばよいか、それは次の手順となります。

  1. 怒り、悲しみ、恐怖、不安など、ネガティブ感情が起きていることに、まず気づく。

  2. 「自分は今怒りを感じている」「自分は今悲しみのどん底に居る」などを感じる。

  3. 感じたネガティブ感情を紙に書く。または、声に出してみる。

この手順を行うことで、あなたはネガティブ感情を受け止めて向き合い、そして認めたことになります。

ネガティブ感情は、受け止められ、向き合うことを嫌います。
そしてネガティブ感情が一番嫌う”認める”という行為で、ネガティブ感情にトドメをさします。

  1. で受け止め、

  2. で向き合い、

  3. で認める

この3つのプロセスを順に行うことで、たちまちにネガティブ感情は居場所を失って消え去ってしまうのですね!

紙に書く、声に出すなどが難しい場合は、2.のプロセスを深く感じることが認めることにつながるため、それでも代用がききます。


ネガティブ感情を感じてしまった際に、実際にトライしてみてください!

長く続くネガティブ感情はどう対処するか

長く続くネガティブ対処法



短期的に起きてくるネガティブ感情に対しては、受け止め向き合って認めてあげることで正しい対処をとることが可能になりました。

しかしながらネガティブ感情は短期的なものだけではなく、長期的に感じるものもあります。
このような継続的に感じてしまうネガティブ感情に対しては、どのように対処していけばよいのでしょうか?

『何を見ないようにしているのか』を見定める

長く続くネガティブ感情とは例えば、
「会社で努力しているにもかかわらず、収入が上がらず落ち込む」
「子供に勉強を一生懸命教えているが、成果が出ず焦りを感じる」
「努力して夫婦仲を良くしようとしているが、相手の態度が常に悪くイライラする」
などです。


ここでまず見定めなければならない点は、
その努力や一生懸命は本当に正しいのか?という点です。

私たちは何をどうすれば本当の努力になる。言ってみれば一生懸命の真のかたちを知っています。

例えば、
『仕事においては残業を増やすことが、会社の評価が上がり将来の収入アップに繋がるわけでない』などがそれにあたります。
会社に認められるための存在になるためには、いかに業績と成果を上げられるか?という点に尽きます。残業時間などはむしろいかに短くしていけるか?というポイントで取り組むべき問題です。


それらの課題に対して、一つ一つの答えは実は自分の中で持っているものです。
しかし人間の心は心理的に『都合の悪いことには焦点を合わせない』という習性があります。

そのため、『本来やるべきこと』を知っているにもかかわらず、「面倒くさい」「大変そう」「自分にはハードルが高い」などと考えて、手近なそれでいて簡単にできる努力にすがりつこうとするのです。

残業時間を増やす、のような手近にある努力では一時的に収入は増えるかもしれませんが会社からの評価は上がりません。

自分が『何を見ないようにしているのか』を、見定めることがとても重要となってくるのです!


大きな結果が出るまでの、意味のある道

そして『本来やるべきこと』を一生懸命毎日努力していても、なかなか結果に結びつかないという場合も多々あることでしょう。

この場合は、「やめた」とあきらめてしまうことはもったいないということが言えます!
その理由は、あなたの一生懸命に取り組む努力はいつ花開くかわからないためです!

あと一歩の踏ん張りで、思い描いた成果に結びつくはずだったのに、その寸前ですべてをやめてしまう。ということになるかもしれません。

そう考えるとき、花開かない今が全く無駄な時間ではないということがわかります。むしろ成果までの時間が長ければ長いほど、開いた花が大きく美しく咲くことは間違いないでしょう。

あなたが一生懸命な努力を怠らないのであれば、現在の苦悩は大きな結果までの道のりであると断言できます!

くじけてしまいそうなそんなときこそ、「大きな結果に結びつくのだ!」という気持ちでいまいちど夢や成果に向かって奮闘していきたいものですね!




まとめ

■ネガティブ感情の誤った対処法
 ➤ネガティブ感情に対して、消そうとしたり、見ようとしないこと

■ネガティブ感情の正しい対処法
 ➤ネガティブ感情を受け止め、向き合い、そして認める

■長く続くネガティブ感情の対処法
 ・『何を見ないようにしているのか』を見定める
 ・大きな結果が出るまでの、意味のある道と思う

ネガティブ感情は多くの人が、消そうとしたり、見ようとしないことでネガティブ感情から逃れようとします。
しかしこれでは、ネガティブ感情が消えるどころか勢力を拡大してあなたの中に居座ります。

ネガティブ感情の正しい対処法は、ネガティブ感情を受け止めてあげ、向き合い、そして認めてあげることにあります!
認められることを嫌うネガティブ感情は、たちまちに消え去っていくのです!

そして長く続くネガティブ感情の対処法として、
『何を見ないようにしているのか』を見定める
ことがまず必要なプロセスとなります。

『本来やるべきこと』を一生懸命毎日努力していても結果が出ない場合は、
・大きな結果が出るまでの、意味のある道
と思っていまいちど踏ん張るべき。

ということが言えます!

私たちの心は、つい楽な方へと傾きがちです。
ネガティブ感情も、見ないようにすることは実は楽です。しかし結局ネガティブ感情が消えたわけではないため、また同じことでネガティブを感じやすくなります。

嫌なことがあった際、
「考えないようにしたいのに、結局頭の中で嫌なことだけがぐるぐる回る!」
という”ネガティブあるある”には、こういった原理が働いているためなのですね!

このネガティブ感情の対処法が次第に身に就くことで、必ずあなたの腸内環境は良い方向へと向かっていきます。
ネガティブ感情をうまく対処できるようになることで、便秘改善にも役立つということにつながります!

ネガティブ感情とうまく付き合っていき、この厳しい現代を強く生き抜いていきたいものですね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!