仕事のトラブル、学校生活がうまくいかない、職場の人間関係、家族関係、親族との付き合いなど・・・
私たちが人生の中で”嫌なこと”を感じる機会は本当に多いものです。
嫌なことがあると、大抵の人はそのことで頭がいっぱいとなります。
嫌なことのレベルが深ければ深いほど、思い悩む深さも深くなり、また、頭から振り払うことすら難しい状況となってしまいます。
嫌なことで思い悩む際に私たちが受ける悪い影響としては、『気持ちが落ち込む・イライラする・不安を感じる』などのネガティブ感情を感じるだけではありません。
嫌なことを考えている際はかなり強めのストレスを受けることになるため、腸内環境もまた悪化してしまうのです。
腸内環境が悪化するということは便を作り出す機能も停滞しやすいため、
嫌なことを思い悩むと、便秘を悪化させてしまいやすいと言えるのです。
そこで今回は便秘を良くする、嫌なことへの対処法についてご紹介させていただきたいと思います!
今回の記事内で”嫌なこと”に対する、あなたの解決ポイントを見つけていただければ幸いです!
嫌なことを、しっかり線引きする
私たち人間はひとたび嫌なことが起きると、そればかりを考えるようになってしまいがちです。
「自社を他社にPRする大事なプレゼンで、大失敗をしてしまった。今後の出世の道も危ういだろうし、上司やチームメイトに合わせる顔がないよ・・。」
【例2:取引先と大喧嘩してしまったケース】
「取引先があまりに失礼な物言いだったので、大喧嘩してしまった。ついカッとなってしまったけど、これはまずいぞ・・。」
【例3:上司と意見が合わないケース】
「高圧的な上司とはいつも意見が合わず、部下育成も無関心で俺に任せっきり。こんな上司と、この先やっていけるのだろうか・・・。」
などなど、人生では本当に様々なネガティブイベントが発生してきます。
嫌なことを事前に予測して、手練れ(てだれ)のボクサーのように全てを上手にかわすことは非常に困難です。嫌なことは不可抗力部分であったり、外的要因が原因で起こることがほとんどだからです。
予測のつかない嫌なイベントに対して、予防や防止措置をとることはできません。
それであれば、
起きてしまった嫌なことについて、いかに思い悩む時間を減らしていくことが大切となってきます!
嫌なことが起こった後は、その嫌な気持ちをしばらく引きずります。
そして嫌なことを思い出してイライラしたり、落ち込んだり、悲しい気持ちになったりと、自然と嫌なことに意識が向いてしまいます。
これを強制的にストップするためにも、
嫌なことに対してしっかりと心の線引きをすることが一つのポイントとなります!
それは例えば、以下の通りです!
「職場の問題を家に帰ってから悩み続けても良い回答はきっと出ない。職場を出た瞬間に悩むのはやめだ!」
【例2:取引先と大喧嘩してしまったケース】
「取引先も人間だ。そして自分だって人間だ。人間同士なら、ぶつかることだってあるよね。やってしまったことを悩んでもしょうがない!」
【例3:上司と意見が合わないケース】
「上司は上司で、自分は自分だ。性格が違うのは当然なのだから、これから先に不安を感じても仕方ない!」
嫌なことに対しては、以上のようにしっかりと線引きを行うことが大切です。
このような心の線引きをしっかりと引いておかないと、どこにいても、いつまでたっても、嫌なことが頭から抜けない状態が続きやすくなります。
【例2】のように、
「人間同士なら、ぶつかることだってあるよね。」
という、
あなた自身を正当化する考え方も、しっかりと心に線引きを行うためにはとても効果的な手法です!
嫌なことに対してまずは一旦、自己を正当化しつつ、しっかりと線を引くことが大事となります!
今後の選択肢を賢く選ぶ
嫌なことに対して線引きを行ったとしても、それは本質的な解決にならないことがほとんどです。
解決していない嫌なことは、やはり心が弱ったタイミングですぐにぶり返してしまうのですね。
そのため、
嫌なことは早めに決着をつけることが
ストレスを手放して心を軽くするためにも、良い便通を得るためにも必要事項となってきます!
なぜ早めに決着をつけるほうがストレス解消と便通改善に効果的かと言いますと、
私たち人間は心理的に、未解決な事柄を嫌います。それが嫌なことであればなおさらです。
未解決な事柄、不可解な事柄に対して私たちの脳が選び取る選択肢は、実は2つしかありません。
それは、
・とことん突き詰めて考える
・そのことを一切考えない
この2点のみなのですね!非常にシンプルです!
しかし嫌なことを『とことん突き詰めて考える』のは、非常に精神力を必要とします。
そのため、1時間や2時間。もしくは半日、丸一日考えてみても良い答えが得られない場合は、決着を先送りにするという選択肢も重要となってきます!
ストレスを受け続けることを回避して便秘の悪化を止めるためにも、どんなに考えても良いアイディアが浮かばない場合は、一旦問題から離れることがベターです。
まとめますと、
【1】まずは『とことん突き詰めて考える』を選び、答えを模索する。
それでも良い回答が得られないのであれば今はまだその段階ではないという可能性が高いため、一旦考えるのをやめる。
【2】次にとるべき行動は、『そのことを一切考えない』を選び、一旦嫌なことから離れる。
以上のように
今後の選択肢を賢く選ぶことで、あなたが受けるストレスをなるべく少なく小さくすることが可能になります!
脳の性質をうまく活用して、ストレスをなるべく最小限にしていくことがオススメですよ!
嫌なことに対して、どうするのか決める
嫌なことに対して線引きをして、更に選択肢を賢く選ぶことでだいぶストレスが軽減されます。
しかし、結局のところ根本問題は解決していないので、また何かのタイミングでふっと嫌なことを思いだしてしまいやすいものです。
嫌なことを根本的に解決していくために、これからの行動を決めていきましょう!
嫌なことに対して線引きを行ったり、選択肢を選んで心をケアしていくことで、ある程度物事をフラットに見る余裕が出てきているはずです。
嫌なことが起きてすぐに『とことん突き詰めて考える』を行う場合は、解決策が見いだせないことがほとんどです。良い解決策がその時点で見つかるのなら最高ですが、やはりそううまくはいかないのですね。
そのため、一旦問題から離れてフラットな考え方ができるようになった時こそ、良いアイディアが浮かぶチャンスなのです!
嫌なことを解決するためにどのように行動していくべきか、それは次の通りです!
【1】解決策を考える
・具体的に行動できる解決策を考える。
【2A】解決策を実行に移す
・解決策を即、実行する。
【2B】時を待つ
・行動するべきタイミングを待ち、考えるのをやめる。
※【2A】、【2B】は選択制。どちらか一方を選ぶ。
まず『【1】解決策を考える』にて、あなたが具体的に行動できそうな解決策を考えます。
「嫌なことに線引きをして、選択肢を選び取った際に、ある程度の答えは決まっている。」
という場合でも、もう一度解決策を練り直してみます。
問題が起きてすぐに考えたときと、いくらか時間が経過して気持ちがフラットになっている状態で考えたときとでは、思考回路が全く異なります。
思考回路が変われば思いもしなかったアイディアが浮かんだり、他の気づけなかった部分にも気づけたりと、良い解決策が見つかりやすいのです!
次に『【2A】解決策を実行に移す』、『【2B】時を待つ』に関しては、選択制です。どちらか一方を選び取ってください。
なるべくであれば、『【2A】解決策を実行に移す』を実施して、すぐにでも嫌なことを解決に導く行動を起こしていきたいものです。
しかしながら、すぐに行動すべきか迷ってしまう場合、怖さや不安が出てしまう場合、今はまだ行動したくないなどの場合は、行動するべきタイミングをうかがう。という手段も有効です。
この場合『【1】解決策を考える』にて、あなたの中で解決策はすでに決まっているため、
「何もしないで待つ。」「放棄する。」とは、全く違います!
解決策が胸中にあることで「タイミングを見計らって行動する。時を待っているんだ。」という意識が出てくるため、何も考えないで逃避するときのストレスとは全く性質が異なるのです!
時間が経過することで、受け取り手の心境が変わったり、状況が変わるような場合もあります。
「今はまだ行動するべきではない」
と思うのであれば、それを尊重するのもいいと思います。
先ほどから出てきている例に対して、
【嫌なことを解決していくための具体的行動】を起こす場合の例を、以下の通り当てはめてみました!
【例1:プレゼンに失敗したケース】
「今から悩んでも仕方ないので、気持ちを切り替えていくしかないな。プレゼンの失敗は会社全体の失敗につながるだろうから、上司、チームメイト一人一人、誠心誠意謝罪していこう。」
【例2:取引先と大喧嘩してしまったケース】
「上司は長いことあの取引先と付き合ってきたようだから、付き合い方のコツを聞いてみようか。それを踏まえて取引先に謝罪をしに行き、先方の言い分も聞いてみよう。この一連は、今後の糧となりそうだ。」
【例3:上司と意見が合わないケース】
「上司にはいつか、俺が考えている部下育成の方針を打ち明けたい。しかしそれをすることで、激しくぶつかることも考えられる。新入社員が入ってきたタイミングで上司の心境変化もあるかもしれないし、上司や俺の異動もあり得る。時を待ってみるか。」
この場合、
【例1】と【例2】が『【2A】解決策を実行に移す』を実施して、すぐに嫌なことを解決するための行動をとるケース。
【例3】が『【2B】時を待つ』を実施して、心境の変化や状況の変化などを待ちつつ、それでも好転しない場合は行動をとるケース。
という感じになります!
あなたが【例3】のように『【2B】時を待つ』を実行する場合の注意点があります。
それは、【行動するべきタイミングを待ち、考えるのをやめる。】ということが時を待つ際の行動でしたが、
その時が来るまで考えるのをやめるということが重要なポイントです!
結局毎日嫌なことを悶々と考えてしまっていたのでは、これはストレスを軽減させることにはつながりません。
解決策をすぐ行動に移す場合でも、うまくいくとは限りません。
時を待つ場合でも、必ず好転するとは限りません。
しかし解決すべき行動をとった後に、もしくは時を待っている間に、
考えるのをやめることは”逃避とは全く違う”のです!
未解決な問題や、不可解な問題に対して、脳は次の2つの行動しかとれないのです。
・とことん突き詰めて考える
・そのことを一切考えない
それであれば、『とことん突き詰めて考える』ことで尽力してもダメな場合は、『そのことを一切考えない』ことが、ストレス軽減と便秘改善のためには、より正解に近いプロセスではないかと思います!
是非ともその辺のストレスの違いを実際に肌身に感じていただきつつ、あなたのストレス軽減と便秘改善につながることを願っております!
まとめ
■嫌なことを、しっかり線引きする
・嫌なことについて、いかに思い悩む時間を減らしていくことが大切
・あなた自身を正当化する考え方も、しっかりと心に線引きを行うためにはとても効果的
■今後の選択肢を賢く選ぶ
・嫌なことは早めに決着をつける
・脳が未解決な事柄、不可解な事柄に対して選び取る選択肢は2つのみ
→とことん突き詰めて考える
→そのことを一切考えない
■嫌なことに対して、どうするのか決める
・『【1】解決策を考える』
・『【2A】解決策を実行に移す』
・『【2B】時を待つ』
・解決すべき行動をとった後に、又は時を待っている間に考えるのをやめることは、”逃避とは全く違う”
人生の中で起きてくる様々な嫌なことに対しては、
①しっかりと線引きをして、
②今後の選択肢を賢く選び、
③そして今後どうしていくのか具体的解決策を考えて実行するor時を待つ
という対処法をとっていくことで、あなたが受けるべきストレスは大幅に減少されていきます!
ストレスが大幅に減少されることで腸内環境は良くなり、それはあなたの便秘改善にも通じていく可能性が高いです!
・そのことを一切考えない
脳が持つ、『未解決・不可解な事柄に対しては2つの選択肢しか選べない』という特性をうまく利用して、尽力しても好転しない・解決できないような問題は、いっそ考えないことがベターです!
生きていれば、嫌なことは無数に出てきます。
嫌なことを一つ苦労して解決したと思ったら、また次々と嫌なことが巻き起こってくる。そんなことも起こり得ます。
その一々に対して、常に真面目にとことん付き合うということでは、さすがに精神が疲れ切ってしまいます。そのようなときは、脳の性質を思い出して、上手に対処していただければと思います!
そして今回ご紹介の対処法が、あなたのストレス軽減と便通改善に貢献できれば幸いです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!