頭の中で悩みが繰り返す理由

嫌なことがあったり不安なことがあったりすると、私たちはネガティブ感情を持ち、それが長く続くことで悩みへと発展します。

一度悩みだすと頭を切り替えることが困難になり、
「あのことが考えている通りになったらどうすればいいのかしら・・・」
「あれが実現してしまったらどうしよう・・・」
などの悩みが頭の中をぐるぐると繰り返してしまいます。

悩みが頭の中でぐるぐると回りだしてしまうと、なかなかいつものクールな自分に戻ることができません。
しかもなぜか悩みは、繰り返し頭の中でぐるぐると回ってしまうのです。


悩みはあなたの便秘を悪化させるため、便通の大敵です!
悩みについて、いかに長く悩まないかが良い便通を得るためには重要な要素となってきますので、しっかりと断ち切り法を習得していきたいものですね!


内容が長くなってしまうため、今回のお話しでは
【頭の中で悩みが繰り返す理由】
についてお話しさせていただき、

次回記事にて
【頭の中で繰り返す悩みを断ち切る方法】
についてお話しさせていただきたいと思います!

頭の中で悩みが繰り返す理由

悩みを抱えてしまうと、なぜこうもいつまでも頭の中でぐるぐると回り続けてしまうのでしょうか?

まずはその理由からお話しさせていただきたいと思います!


理由1:嫌なこと、不安に感じることにフォーカスをあてがち

嫌なことにフォーカスする



私たちは嫌なこと、不安に感じることに対して、意識のフォーカスをあてがちです。
他のことを考えたいのに、嫌なことや不安なことにばかりフォーカスをあててしまうのは非常にナンセンスですが、私たちにはそういうメカニズムが備わっているのです。

具体例で考えるとわかりやすいため、
例えば、

あなたが大好きなカフェに行った場合を想定してみましょう。

お店の雰囲気はモダンで優美、最良のサービスと、最高のカフェ&スイーツを堪能し、最高のひとときを優雅に過ごしています。

そんな時、ふと自分のテーブルに視線を落とすと、メニュー立ての木目部分にホコリがたまっていることに気づいてしまいました。

あなたの最高だった気分はどのように変わるでしょうか?



おそらく、

「う~~ん・・・おしい!」

「せっかく気に入っていたお店なのに・・・」

「良い気分が台無しだよ・・・」

という、ネガティブな意識へと変わるのではないでしょうか。

最高だった気分を台無しにする気持ちは、本当であれば味わいたくないはずです。
しかし私たちは、
ついつい物事や言葉や自分が見えるもの全てにおいて、欠陥や見落としがないかを探してしまいがちなのです。


この行動は、
少しの欠陥や見落としを見つけられなかったことによって、自分がこれからとんでもない被害に会うのではないかとの本能的行動から来ていると考えられます。

現代においてその必要性は薄れてきたかもしれませんが、
原始の時代においてはちょっとした景色の変化・草木の揺れ・少しの物音などを見落としたことによって、猛獣に生命を奪われてしまうという危険性があったはずです。


このような原始的本能により、
嫌なこと、不安に感じることに対して、意識のフォーカスをあてがちな習性を持っているのです!

それはつまり、どんなに最高の気分を味わっていたとしても、私たちはついつい”あら探し”をしてしまう習性があるとも言い換えることができます。

「あぁ~~、最高の気分だ!」
と思っていても、心の中では”あら探し”を無意識的にしてしまうものなのですね!


まずはこういった本能的行動が私たちに備わっていることをあらかじめ認識することが、悩みから解放されるための準備行動と言えます!

理由2:考えないようにすることが誤り

考えないようにしてはダメ



悩みというものは、
「考えないように、考えないように」
と思えば思うほど、頭の中にネットリこびりついて、そしてぐるぐると繰り返します。

これはなぜなのでしょうか?


これは、
嫌なことや不安に思うことなどのネガティブ感情は、消そうとしたり見ようとしないことで大きく・強くなってしまうという性質を持っているために起きてきます!


それゆえ、
嫌なことや不安なことに気を向けないようにすればするほど、あなたの中でネガティブ感情が成長してしまうのです。

成長したネガティブ感情はやがて大きな悩みとなり、いつまでたっても気分の悪い感情に悩まされることになるのです。


ここでの解決策としては、ネガティブ感情に対して真っ向から向き合うという方法があります。
その理由は、ネガティブ感情は受け止めて向き合うことで、たちまちに消えてしまうという性質を持っているためです!


悩みが頭の中でぐるぐると繰り返しまわり続ける理由の二つ目として、『考えないようにすることが誤り』ということが挙げられました。
そのため、『考えないようにする』という行為をまずやめることが、悩みを断ち切る近道となりそうですね!

ネガティブ感情の正しい対処法として、
以下の記事で詳細にご紹介していますので、よろしければご覧ください!

おすすめ記事

長い人生を生きていくことで、色々な体験や経験と共に様々な感情が湧き出てきます。ポジティブな感情は私たちに多幸感を与えてくれ、生きる活力を生み出してくれますが、ネガティブな感情はその真逆の性質を持つためとても厄介な存在です。ネガティブ感情を[…]

誤ったネガティブ対処法

理由3:悪いことばかりが気になってしまう

悪いことばかりが気になってしまう



私たち人間は、嫌なことや不安なことに非常に敏感です。
敏感であるがゆえに、少しの嫌なことや不安なことについて「ま、いっか」で済ませられない性質を持っています。

先ほどのカフェの例ですと、
カフェのお店全体で見れば、照明にたまったホコリはほんの些細なことです。
しかしその些細な一点だけで、私たちの印象はガラリと変わってしまうのです。


なぜここまで、些細なことのはずの一点だけに集中してしまい、他の良い部分を全て切り捨てるような評価をしてしまうのでしょうか?

これは私たち人間が、
悪いことばかりが気になってしまう”ネガティブバイアス”を持っているために起きてくるのです!


最高の付き合いをしていた仲の良い友達の、ある一点の悪い点に気づいてしまい、急にその友達のことが嫌になってしまったという経験はありませんか?

友達の悪い点の内容について、そこまで気にする内容でなかったとしても、悪いことばかりが気になってしまう”ネガティブバイアス”によって、あなたの中で『友達のことがちょっと嫌だ』という気持ちがムクムクと大きくなっていきます。

一度気になりだすと止められず、やがてその気持ちは「ま、いっか」では済ませられない事態にまで発展してしまいます。


これは友達に限った話ではなく、様々な人間関係やお店や購入した商品など、様々なことに当てはまります。

「他は全部最高なのに、この一部分だけがなぁ・・・」

「この一点さえなければ、完璧なのになぁ・・・」

「今まで好きだったけど、あの一点はどうにも気になる・・・」



一般的には些細なこと、と言えるような内容であったとしても、一度このように感じてしまうと止めることは非常に困難になります。


悩みが頭の中でぐるぐると繰り返しまわり続ける三つ目の理由として、
『悪いことばかりが気になってしまう”ネガティブバイアス”を持っている』ことにより、悩みの悪い部分を特に増幅してしまうことによって起きてくるのです!


これを回避するためにも、
良い部分にも是非とも目を向けて、全体をフカンで見れるゆとりを持つことが大切となってくるのではないでしょうか!



まとめ

■理由1:嫌なこと、不安に感じることにフォーカスをあてがち
 ・ついつい物事や言葉や自分が見えるもの全てにおいて、欠陥や見落としがないか探してしまう
 ・嫌なこと、不安に感じることに対して、意識のフォーカスをあてがち

■理由2:考えないようにすることが誤り
 ・嫌なことや不安に思うことなどのネガティブ感情は、消そうとしたり見ようとしないことで大きく、強くなってしまう

■理由3:悪いことばかりが気になってしまう
 ・『悪いことばかりが気になってしまう”ネガティブバイアス”を持っている』ことにより、悩みの悪い部分を特に増幅してしまう

頭の中で悩みが繰り返す理由は、以上の通りでした。

私たち人間は、嫌なこと・不安に感じることに意識のフォーカスをあてがちであるため、いつまでも悩みなどのネガティブ感情をずっと考えてしまいます。

そして見つけたその悪い点ばかりが気になってしまうネガティブバイアスも働いてしまうことにより、さらに悩みはドツボにはまって、更に考えないようにすることで悩みなどのネガティブ感情は大きくなることでどうにも抜け出せない状況を作り出してしまうのです。


今回は
【頭の中で悩みが繰り返す理由】についてお話しさせていただきました。

次の記事では、
【頭の中で繰り返す悩みを断ち切る方法】ついて、
ご紹介させていただいております!是非とも続けてご覧ください!

おすすめ記事

今回の記事は2部構成となっており、前回記事からお読みいただくことで、より悩みを断ち切る助けとなる構成になっています!そのため、【頭の中で悩みが繰り返す理由】ついて、以下の記事を一度ご覧になっていただくことをおすすめします![site[…]

悩み解決




最後までお読みいただき、ありがとうございました!