仕事からくるストレスには考え方を変えて対処しよう

現代社会において様々な人がストレスによって毎日苦しめられており、現代のあまりのストレスの多さは、社会問題と言えるほど深刻なものです。

ストレスをこじらせることで体調の悪化につながり、特にストレスの影響を直に受けやすい腸のダメージは甚大なものになります。

そして腸のダメージはすぐに便通を悪化させてしまうのです。日ごろ良い便通に恵まれている人でも、少しの環境変化やストレスでいとも簡単に便通悪化を招きやすいものなのですね。

その中でも、仕事で受けるストレスは私たちが生きていく上では切り離すことが非常に困難であり、便通をいとも簡単に悪くしてしまいます。


今回は『仕事のストレス』と、『仕事からくるストレス性便秘』に対処するための、シンプルなストレスケア方法をご紹介させていただきたいと思います!

仕事のストレスは”考え方”が重要

仕事からくるストレス



どのような人であっても、どのような職種であっても、まず必ずと言ってもいいほど仕事からくるストレスを受け取ることになるでしょう。

たとえば自分一人で気ままに、そして大好きなビジネスを進めることができるのでしたら、仕事のストレスはかなり軽減されることかと思います。
しかし、このような状況だとしてもストレスがゼロとは言い切れません。
それは、仕事の環境や状況が好転したとしても、悩みやストレスもまた環境や状況に合わせて変化していくためです。

そのときの状況、そのときの環境によって受けるストレスは異なるものですが、
仕事をしていく上でストレスそのものがなくなることはまずないのです。


大好きなビジネスを自分一人で進めることができるとしても、多少のストレスが付きまとう。それであれば、現代社会に働く多くの人たちはどうでしょうか?

「現在の仕事は好きでもないが、生活のために選んだ」
「好きな仕事はあるが、現在の仕事以外に選択肢がなかった」
「大好きな仕事に就くには、学力(財力・技術力・知識など)が足りなかった」

などの理由によって、自分が大好きな仕事とはおよそかけ離れた職種につき、毎日仕事をこなしている人が本当に多いことでしょう。

そもそも自分の好きな仕事がわからない人が多いということもよく耳にします。そう考える時、自分が本当に大好きな仕事に就いている人の割合は、本当に少ないと思います。


このような状況の中では、自身をストレスから守るための考え方が重要となってくるのです。
その考え方が、『仕事における、考え方』になってきます!

仕事における考え方

仕事が原因となるストレスは本当に多く、幅広く、そして根が深いものです。

「パワハラ上司に今日も理不尽に怒られた」
「同僚に営業成績を出し抜かれた」
「自分に対して態度のキツい人がいる」
「残業が多すぎてツラい」

などなど、仕事から受けるストレスは数え上げればきりがないほど多種多様です。

このようなあらゆるストレスを受けたときに重要なことは、
仕事に対する考え方を変えてみる
これが便秘改善のためのストレスケアと、問題解決のための近道になってくるのです!

仕事に対する考え方を変えてみる:第一段階

まず第一段階に必要な考え方ですが、
たとえば会社で「パワハラ上司に今日も理不尽に怒られる」ケースを想定してみましょう。

この段階でまずどういった選択肢があるのかを考えてみます。
私たちが非常によくしてしまう選択肢は、以下の通りです。

選択肢A:「理不尽すぎ!イラつくからずっとイライラしとこう!」

選択肢B:「理不尽すぎるけど、イライラしても仕方ないから考えるのヤメ!」

といった2パターンです。

たいていの人は、選択肢Aを始めに選んだ後に、ほとぼり冷めてから選択肢Bを選ぶことが多いのではないでしょうか。もしくは選択肢Aを選んで、自然と忘れるパターンです。

これは、ストレスをケアして便通を良くするという観点では非常によくないパターンの考え方をしているのです。


では便通を良くするためのストレスケアはどのようにしていくかと言いますと、それは以下のような考え方になります!

選択肢の例【1】
『理不尽な物言いだけど、的を射てる部分もあるのでは?自分の仕事内容が本当に正しかったのか見つめなおしてみよう』
選択肢の例【2】
『上司を交替、もしくは自分を部署異動してもえないか人事に掛け合ってみよう。それがダメだったら、自分が苦しいだけだから新しい就職先を探してみよう』


この場合の選択のポイントしては、
1つは『現状のままで、何か解決策はないのだろうか?』と模索する選択であり、
もう1つは正反対になりますが『ストレスそのものをなくす』という選択をするという点です。


多くの場合、ぶつけようのない怒りに支配されてしまい仕事のパフォーマンスを劇的に落とし、そしてストレスによって便通を悪化させるという悪循環を選択してしまいます。問題から目を背けて感情に支配されているのです。

しかしご紹介した『現状のままで、何か解決策はないのだろうか?』については、問題そのものから目をそらしません。

「問題の根本解決にあたって、何か解決策はないのだろうか?」と真剣に考えることで、感情は落ち着いてきます。
これは、心理学でいうところの”意識の焦点(フォーカス)を変える”にあたります。

人間は2つのことを同時に考えることができません。必ず、考えるときはどれか1つのことを考えるのです。例えば、楽しかった海外旅行の思い出を考えながら、同時に就職試験に失敗して落ち込んだ出来事を考えることは困難です。

私たちが喜び、そしてそれと同時に落ち込むということが不可能なように、意識もまた、同時に2つ以上のことを考えることができないのです。


問題の根本解決にあたって、
『何か解決策はないのだろうか?』と真剣に考えることで意識の焦点が変わるため、感情がだいぶ落ち着くという効果が得られるのです!


もう一つの『ストレスそのものをなくす』という考え方は、問題そのものをくつがえすというものです。

「退職することによって、新たな就職先を探さなければいけない。」
「収入が減るかもしれない。」

などの不安が新たに出てきますが、少なくとも今の苦しみからは解放されます。

現在の仕事を、絶対に辞めてはいけないということはありません。
あまりのストレスによって精神も体調もおかしくして、取り返しがつかなくなるケースもゼロではないので、この考え方も意外と重要です。

仕事に対する考え方を変えてみる:第二段階

どのような仕事に就き、そしてどのような環境で働いていたとしても、大なり小なり必ずストレスや悩みは付きまとってくるものです。

自分一人で気ままに大好きなビジネスをする場合でも、収入を得続けることができるのか?
いつかお客様がいなくなってしまうのでは?
一人だけでずっと働いていけるのだろうか?
ビジネスパートナーがいなくて本当に大丈夫か?

たとえ大好きなビジネスを一人で気ままにやって成功を収めた場合でも、やはり常にストレスや悩みは尽きないものです。


それを考えるとき、
どの種類のストレスを対処して生きていきたいのか
自分で選択することが大事である、と言えるわけです!


先ほどの「パワハラ上司に今日も理不尽に怒られる」という例えのケースにおいて、
『現状のままで、何か解決策はないのだろうか?』という選択肢と、
『ストレスそのものをなくす』という選択肢がありました。

『ストレスそのものをなくす』という選択をすれば、うまくいけば自分の意見が組織に認められて配置転換もありえますがそれは稀(まれ)でしょう。
そうなると新たな会社に転職するか、もしくはフリーランスで自分がやりたかった仕事に就くのかということになります。
しかしながら、先ほど申し上げた通りストレスや悩みは尽きることがありません。

しかし、
ストレスや悩みの種類は変わり、『前の会社のパワハラ上司』とは一切関係がない生活を送ることになります。


対して、『現状のままで、何か解決策はないのだろうか?』という選択をすれば、『パワハラ上司』とまた付き合っていかなくてはなりません。
しかしながら、
転職の不安やフリーランスの不安からは解放される生活になります。


あなたはどちらを選択したいですか?



このケースでは会社を辞めるか辞めないかという、少し極端な例となってしまいました。
しかしながらどの種類のストレスを対処して生きていきたいのかという考え方は、どのストレスに対しても有効な考え方となります。


どちらを選ぶほうが結果的に自分にとってプラスとなりそうなのか、じっくりと考えてから選択するため、行動にも責任感が出てきます。

こうして選択した人生では、パワハラ上司にストレスを受けてイライラするだけの人生とは、全く異なります。
「この会社に残って、何が何でもやってやるぞ!!」
という気概が生まれてくるのではないでしょうか?
このような気概、反骨心はストレスをはねのける原動力となります!


選択したところでどうにも怖さが先立ってしまい、実際に行動にうつせない場合も出てくることでしょう。しかしそれでもいいのです。
『どの種類のストレスを受けながら生きていくのか』を決められること、最終的に自分で生き方を決められるのだ
という考え方を心のどこかに持っておくことは、ストレスケアとしてとても大切なことだからです。
逃げ道はいくつも持っておくのがベターです。

しかも選択肢は常に2つだけ。ということでもありません。
選択肢や進むべき道は、常に無数にあるものです。そういったことがわかると、より柔軟な考え方が身についてストレスに対する免疫も強まります。

便秘を改善していくためにも、仕事をする上で切り離すことのできないストレスとどのように付き合っていくかを選択し、決めていくことはとても重要な考え方なのですね。

まとめ

■考え方を変えてみる
 【考え方の例】
 ・「現状のままで、何か解決策はないのだろうか?」
 ・「ストレスそのものをなくせないだろうか?」

■『どの種類のストレスを受けながら生きていくのか』を決められる

■最終的に自分で生き方を決められる
 ・ということを、心のどこかに持っておく


仕事をしていく上でストレスを完全に切り離すことは非常に困難です。
しかし受けるストレスの種類を変えたり、ストレスを軽減することは可能です。

仕事からくるストレスが原因で便秘や下痢を発症する人は意外にも多いものです。ことに便秘薬がやめられないつらい便秘に関しては、ストレスとの関連は重要な課題です。

「この便秘はストレスから来ているな。よし、まずはストレスの種類を変えられないか模索してみよう!」
という原因を見破り、考え方を改めていくことで、着実に便秘薬から抜け出すための便秘改善の行動へとつながっていきます。
本日のストレスケアについての考え方が、あなたの便秘改善に役立てましたら幸いです!


最後までお読みいただき、ありがとうございました!