便秘はストレスによる影響を強く受けます。ストレスを受ければ受けるほど腸内ではダメージが蓄積されていき、便秘へとつながってしまいます。
便秘改善のためには、ストレスを避けることも重要なポイントとなってくるのです。
とはいえストレス社会の中で生きる私たちとしては、完全にストレスフリーを実現することはかなり困難でしょう。
しかしストレスを受けたその後の気分をどうにかすることは可能です。
そのままストレスに対して何も対処しない状態と、ストレスに対して上手に対処できる状態とでは、便秘になる確率が格段にかわってくるのです!
今回はその中でも、ストレスを生み出しやすい人間関係における”考え方の差”について、そのメカニズムと対処法をご紹介させていただきたいと思います!
人間関係のストレスは考え方の違いから来る
ストレスは多種多様ですが、ひときわ便秘の原因となりやすい種類のストレスがあります。それは、人間関係からくるストレスです。
人間社会に身を置く私たちとしては人間関係を避けて通ることは不可能です。山にこもって仙人のような生活でもしない限り、完全に人との関係を断つことはできません。
そこで生じてくるものが、自分と人との”考え方の差”になります!
私たちは誰であっても理想像、自分の思い描いた絵図というものを持っています。
それはすなわち、
「これだけは絶対にゆずれない」
「ああいうふうになったら最高だ」
などの、独自の願望や考え方を持っているのです。
人間一人一人の見た目や性格が違うように、願望や考え方もまた人それぞれです。
『自分と考え方が全て同じ人に出会う』ということはほぼないと言ってよいでしょう。
基本的には考え方が全く異なる人たちと人間関係を築いていくことになりますので、”考え方の差”は必ず生じてしまうものなのです。
人間社会の中で”考え方の差”を感じることで、
「あの人は自分のことが嫌いなんだ」
「なんて話のわからない人なんだ」
と、憤りや悲しみや怒りやイライラなど・・・。
あらゆるネガティブな感情を生み出すキッカケとなるのです!
つまり、自分と自分以外の人との間で交わされる会話や意見や考え方などが異なることで、ストレスにつながってしまうということになります!
自分の意見や考え方や願望が相手に伝わらない。伝わったとしても、理解が得られない。理解を得てくれるどころか、罵倒された。
などなど、人間関係には本当に様々な”差”が生じてきます。
このような様々な願望や意見や考え方の食い違いにより、強烈なストレスを生み出すということが言えるのですね!
考え方の差を完全になくすことはできない
では、
「人との”考え方の差”をなくしていけばいい」
と思われたかもしれませんが、それは非常に困難であると言えます。
相手に合わせて自分の考え方や意見などを変えていくことは、ある程度は可能です。
しかし全部の考え方を相手に合わせるということなど到底不可能であると言えます!
それは、願望や考え方や意見や性格は、年齢や環境によっても変わりますし、また、接する人や身を置く社会や組織によっても様変わりしていきます。
そのような目まぐるしく変動していく相手の内面と、自分の内面を完全に一致させることなど不可能ということが言えるためです!
またこれは相手に限った話ではなく、自分の内面もまた、目まぐるしく変動していきます。自分の内面が変わっていくだけでも精一杯な状況の中で、相手に完全に合わせていくことは到底ムリな話しなのです。
では考え方の差から生まれるストレスには、どのように対処していけばよいのでしょうか?
それには、ある考え方が重要となってくるのです!それは・・・
人間関係において、”考え方の差”が生じることは当たり前である
と考えることです!
この考え方ができるようになることで、
「あの人からまた嫌味を言われたな。でも、考え方が違うのは当たり前だから気にしない!」
「あの人いつも怒っているな。でも、あの人なりの”考え方”があるのだろう!」
という感じで、ネガティブなストレスから一歩引いた、冷静な自分にいち早く戻れる助け舟となってくれるのですね!
他人との考え方の差を、完全になくすことは不可能です。
しかし、「それは当たり前である」と思うだけで、自然と心に余裕が生まれてくるものなのです!
今の状態を感じることが解決への近道
他の人との考え方の差がストレスを生み出し、生きづらくさせる。
ということでしたが、ここで得られるストレスは果たして不幸しかもたらさないものなのでしょうか?
実を言うと、人間関係の考え方の差から生まれるストレスは、不幸を生み出すだけの存在ではないのです!
今の状態を感じることで、見えていなかった、気づけていなかった大切な何かに気づくことができるキッカケを与えてくれるのです。
自分が手にしているもの、当たり前と思っていたことを思い出しつつ、今の状態を感じることでストレスを上手に転換することができます。
●子供の教育方針を巡って夫婦が対立している場合
→今の状態を感じることで・・・
・子供が無事に生まれてきた瞬間の感動を思い出すことができる。
・子供がすくすくと成長している喜びに気づくことができる。
・子供の好きな学科や得意な運動など、本人の意見を聞く耳がなかったことに気づける。
●子供が部屋を片付けずに、いつまでも散らかっていてイライラしてしまう場合
→今の状態を感じることで・・・
・散乱するほど物が多い中で生活を送れることが、当たり前ではないということを思いだせる。
・自由になんでもさせることで、子供の能力や才能が目覚めやすくなるという特性に気づける。
●パワハラ上司に理不尽に怒られ、悶々としている場合
→今の状態を感じることで・・・
・自分が健康であり、そして毎日仕事ができることが当たり前でないことに気づける。
・パワハラ上司から受けたネガティブな感情が、自分に対して『何か行動をするのだ!』と促していることに気づける。
などなど、
考え方の差から生まれたストレスはマイナスしかもたらさないかというと、現在の状態を俯瞰(ふかん)で感じることで、それだけではないことがわかります。
そのため、考え方の差についてストレスを感じ、イライラ悶々としてしまう場合は、
今のあなたの状態を俯瞰(ふかん)で感じることが解決への道につながる
ということが言えます!
人は現在の自分の慌ただしい環境や煩雑な人間関係や多忙な生活で、すぐさまいっぱいいっぱいとなってしまいます。
しかし自分が手にしているものを考えてみる時、自分が当たり前のことと思っていたことを改めて感じてみる時、ネガティブな感情は新たなエネルギーに転換することが可能になります!
そうなることで、考え方の差から生じたストレスはマイナスではなくなります。
マイナスではなくなったストレスは、新たなポジティブ行動をあなたにうながしてくれます!それは、便秘改善の道を歩めることにもつながっていくことは間違いないでしょう!
まとめ
■会話や意見や考え方などが異なることで、ストレスにつながってしまう
■人間関係において、”考え方の差”が生じることは当たり前である
この考え方が、ストレスを軽減して冷静さを取り戻す助けとなる
■今のあなたの状態を感じることが解決への道につながる
感謝できることを改めて感じることは、便秘改善の道につながっていく
人間関係を送っていくにあたり、他人との意見や考え方の差が生じることは日常茶飯事です。
生じてきた差について、当たり前であると考えることができるだけでもネガティブ感情の在り方が変わってくるため、ストレス軽減につながります。
また、
私たちが日ごろ忘れがちな、既に手にしている感謝できる事柄について改めて感じてみることで心に余裕が生まれてきます。
その心の余裕は、ストレスをポジティブアクションに変えてくれる恩恵も与えてくれます。
これらの考え方が身についていくとき、既にあなたは便秘改善の道の上で歩を進めていることでしょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!