「オヤツの時間になると、いつも決まってお気に入りの甘~いチョコやドーナツを食べる。」
「会社でストレスが多いため、体に悪いと思っていてもスナック菓子ばかりを職場で食べてしまう。」
ついついやってしまいがちな、オヤツの時間帯の自分へのご褒美。しかし、このご褒美タイムで誤ったお菓子のチョイスをすることによって、あなたの便秘を悪化させる可能性があるのです!
今回は便秘を悪化させ、健康も害してしまうお菓子たちをご紹介させていただきます!
便秘を改善して便秘薬から抜け出していくためにも、まずは知ることから始めていきましょう!
便秘改善のためには、避けたいお菓子
スーパー・コンビニに行けばたくさんのお菓子がものすごい種類と数で並んでいます。どれを買うべきか迷ってしまうほどの多種多様なお菓子。
しかし残念ながら、市販のお菓子は便通を悪化させてしまう悪い成分をかなりの高確率で含んでしまっているのです!
その中でも、特に腸にダメージを与えて便通を悪くしてしまうお菓子を次の通り選んでみましたので、ご参考くださいますと幸いです!
良い便通を得るためには、『腸の栄養を選び取って摂取する』という必要があります。それは、良い栄養だけを摂ればいいということではありません。
便通を改善していくにあたって、
良い便通の妨げとなる毒素や食品を避けることは、正しい栄養を摂取することと同じくらい大切で必須の事柄なのですね!
これは特に避けたい!便通を悪化させるお菓子3選
【1】クッキー・ビスケット
クッキー・ビスケットは便秘を非常に悪化させてしまう成分を多量に含んでいます。
その成分は、次の通りです。
クッキー・ビスケットが便秘を悪くする理由
■植物油脂
■小麦
■砂糖が多い
■植物油脂
植物油脂とは、食用の植物油に水素添加して工業的に加工された加工食品です。植物油に水素添加することで油が増え、その際に自然界では存在しえない『トランス脂肪酸』という脂肪酸が発生します。
この『トランス脂肪酸』が諸悪の根源で、心臓病を始めとした様々な病気が発症してしまうリスクの高い危険な油なのです!
この危険な油は、私たちの体内でおかしな細胞膜を形成するということが知られています。正常なコレステロールに成り代わって、本来の機能ができないおかしな細胞膜を作ってしまうのです!
これは細胞膜の全てに影響してくるため、腸内を構成する細胞への悪影響も必須であり、当然止められません。そうなれば、便秘を悪化させてしまうことは必定となるのです。
クッキー・ビスケットの成分表示を見る時、まず間違いなく入っている成分はこの『トランス脂肪酸』です。
しかしなんとしても売りたい企業は『トランス脂肪酸』とそのまま表記するわけにはいかないため、『植物油脂』という、一見体に害がなさそうな表記をしているのです。
『植物油脂』という表記がなくても、『マーガリン』『ショートニング』『ファットスプレッド』と表記があれば全く同じものを指していますので、注意してくださいね!
■小麦
クッキー・ビスケットのみならず、あらゆるお菓子やケーキ、パンなどの原料となるのが小麦です。しかし残念ながら、小麦は腸内を非常に荒らして炎症を起こすという悪さを働くのです!
腸内を荒らすということは、当然便秘も悪化してしまうことは言うまでもありません。
小麦を主原料としているクッキー・ビスケットはまず、避けたいところですね!
■砂糖が多い
これはクッキー・ビスケットに限ったことではありませんが、たいていのお菓子に対して砂糖が多いと言えます。
最近妻と息子くんが我が家で自家製クッキーを焼いていました。使用したのは小麦粉ではなく米粉、砂糖ではなくラカントSです。私も少しだけ食べてみたところ、甘さがかなり控えめでした。しかし妻に聞いたところ、かなりの量の砂糖(ラカント)を入れたということでした。それでこんなに物足りなさを感じるのか、と思ったものです。
ということは、市販のクッキーやビスケットに入っている砂糖の量といえば・・・食べた時にかなり強めの甘さですから、異常な量の砂糖が入っていることがわかります。
多すぎる砂糖も、腸内を荒らしてその機能を低下させるのです。これまた、便通には非常に悪い影響をもたらしてしまうのですね!
便秘薬をやめるためにも、多すぎる糖質を改めていく観点は非常に重要です!
【2】ポテトチップス
そうです、次のお菓子はみんな大好きポテトチップス!あの塩気と甘みと油の味がなんとも癖になり、食べだすと止まらなくなりますよね!
しかし残念ながらポテトチップスは、便秘をこの上なく悪化させてしまう成分をたくさん含有しているのです!
ポテトチップスが便秘を悪くする理由
■酸化した油
■植物油脂
■意外と砂糖が多い
■酸化した油
ポテトチップスの主原料はイモ、油、砂糖などです。その中でも、注意すべきは油と砂糖です!
ポテトチップスを揚げるための油は植物油または植物油脂を使用します。最近のポテトチップス成分表示を見ると『植物油脂』という表記は見かけなくなり、『植物油』の表記が目立つようになりました。
『植物油脂』は非常に体に悪い油脂の代表格です。しかし『植物油』であればOKかと言うと、それもはなはだ怪しいと言えるでしょう。
この『植物油脂』と『植物油』の表記の違いは、のちほどご説明させていただきますね。
一般的には、「『植物油』であればトランス脂肪酸が少ないので良さそう」という認識となりそうですが、実はそうもいかないのです。
油は通常、何も使用しない状態でも徐々に酸化していきます。しかし高温調理することで油の酸化スピードが劇的に早まってしまうのです。酸化した油が私たちの体や細胞に与えるダメージは甚大なもので、腸内も多大なダメージを負うことになります。
ご家庭で使用する油ものであれば、繰り返し使用することが少ないため比較的酸化の抑えられた油になります。しかし企業が使用する油は、「ポテトチップスを一回揚げたら一回きりで捨てる」ということは、コスト的にあり得ないことなのです!
こうして繰り返し使用された油によって出来上がったポテトチップスは、出来上がった時点で既にかなりの酸化状態です。しかしお菓子全般は、長い流通を経てマーケットの現場に来て、商品棚に陳列され、私たちが購入するまでに相当な時間を要します。
つまり、ポテトチップスが私たちの口の中に入るまでの間にもう既に酸化しきった油を多量に食べてしまうということになるのです!このような酸化しきった油が腸まで届けば・・・ご想像のとおり、腸内環境を悪化させて便通を悪くするのですね!
酸化しきった油は便秘の他にも、様々な病気の原因となる可能性があるためとても危険な油なのですね!
■植物油脂
植物油脂に多量に含まれているトランス脂肪酸は体の健康を奪い、そして便通を悪くしてしまうことは、ポテトチップスでも全く同じです。
さきほど油の酸化というお話しが出てきましたが、
植物油脂が揚げ物に使用された場合の酸化スピードは、通常の植物油に比べて驚くほど早く酸化するのです!
仮にポテトチップスに使用された油脂が植物油脂である場合、通常の植物油よりも危険度が増すことは言うまでもないのですね。
■意外と砂糖が多い
「え!?塩気しか感じないけど?」と思いましたか?
確かに、塩味などのポテトチップスの「味」によっては全く砂糖が入っていないものもあります。しかし「コンソメ」とか「バーベキュー」とか色々な味付けがされているものは、かなりの高確率で砂糖が添加されているのです!
これはポテトチップスだけに限った話ではありませんが、風味や口当たりを良くするために砂糖をわざわざ入れる、というのは加工食品業界では定石なのですね。
砂糖も便通を良くするためには大敵となるため、これもなるべく避けていきたいところですね!
【3】ケーキのようなお菓子
スポンジのようなパイにチョコが全面コーティングされ、そして間にはクリームがサンドされているお菓子があります。その他にも、クリームが入ったケーキのようなお菓子も多数存在しています。
これらのケーキのようなお菓子もまた、便秘を悪化させる良くない成分をたくさん含んでしまっているのですね!
ケーキのようなお菓子が便秘を悪くする理由
■植物油脂
■ショートニング
■砂糖が多い
■植物油脂
クッキー・ビスケット、それからポテトチップス、そしてケーキのようなお菓子にまで入っている植物油脂。トランス脂肪酸を多量に含むこの加工油脂を食べると、体内の細胞をおかしくしてしまい、腸内の健康を害し、やがて便通を悪くしてしまうということは先ほど申し上げたとおりです。
注目すべきは、植物油脂が使用される量の多さです!
クッキー・ビスケットやポテトチップスに比べて格段に使用量が多い。それが、これらクリームがサンドされているケーキのようなお菓子の特徴です。
本来、生のクリームが何日も常温で日持ちするはずがありません。
ということは、これらお菓子に入っているクリームは、本物の生クリームとは全く異なるということなのです!
クリームのように口当たり良く、そして風味が良いお菓子用クリームの人工的製造には植物油脂が欠かせないのですね。
■ショートニング
これも、植物油脂と全く同じでトランス脂肪酸を多量に含み、便通だけではなく様々な病気の原因となってしまう油脂です。
恐ろしいことはクリームが入ったケーキのようなお菓子たちには、
植物油脂とショートニングがダブル使いされていることが非常に多いのです!
一つだけでも恐ろしい影響をもたらす油脂を、ダブルパンチでふんだんに取り入れている。これは是非とも避けたいお菓子と言わざるを得ないでしょう。
■砂糖が多い
これもやはり見逃せない部分です。ケーキのようなお菓子はどれもとても甘いです。その甘さを生み出すものは、水あめだったり砂糖だったりよくわからない添加物たちなのです。
体が拒絶するような多量の糖や、添加物が腸に良いハズがないのですね。
植物油脂と植物油の違いについて
最後に植物油脂と、植物油の違いについて述べさせていただきます。
昨今私たち消費者が口に入れる物に対して敏感になってきたことで、数十年前に比べて格段に「食品成分表示」に注目が集まるようになってきました。
なんとか企業は「うちの食品には悪い物が入っていませんよ」とアピールしたいわけです。 『植物油脂がトランス脂肪酸である』という認識が広まっていることに懸念を感じた企業が、苦肉の策の果てに『植物油』表記に変えてきたということが言えます。
これを裏付けるための証拠として、単に『植物油』と書かれている場合と、『植物油(米油、パーム油)』などと詳細に表記されているものがあります。または、単に『米油、パーム油』という場合も散見されます。同じ企業の違うお菓子でこのような描き分けをする理由はなんでしょうか?
これが何を表しているかと言うと、本当に体に害の少ない油を使用しているときは、企業としてはなるべく表記をそのまま出したいのです。
逆に、体に害の出る可能性がある油のことは『植物油』と、なんだかよくわからない表記でごまかしたいのです。
企業は、私たちの健康のことなど度外視です。それよりも、「口当たりが良くて売れる商品をいかに多く販売できるか。」このことしか頭にないのです。
スーパーやコンビニから、たくさん並んでいるお菓子が決してなくならないのがその理由です。「体に悪いことは知っている。だが売れるものだから、やめられない」ということです。
企業や国の、私たちの便通や健康などを度外視した数々のやり方には怒髪天をつく思いがしますが、私たちの便通や健康は私たち自身で守っていくしかないのですね!
すなわち、『植物油』というわけのわからない表記の食品は、結局のところ摂取しないにこしたことはないということが結論として言えるでしょう!
まとめ
■便秘改善のために、避けたいお菓子は以下の3つ!
・クッキー・ビスケット
・ポテトチップス
・ケーキのようなお菓子
■便秘を悪化させる悪い成分
・植物油脂
・小麦
・砂糖が多い
・酸化した油
便秘改善のためには、避けたいのが市販のお菓子です。
しかし、いきなり全てのお菓子を断つ!ということはなかなか難しいでしょう。そのため、まずは今回挙げさせていただいた「3選のお菓子から少なくしていくか!」ということで、徐々に始められてはいかがでしょうか。
良い便通の妨げとなる毒素や食品を避けることは、正しい栄養を摂取する以上に大切で必須の事柄となるため、少しずつ頑張ってみてくださいね!
このような毒素たちを日々少しずつでも少なくしていくことができれば、あなたの便秘薬の卒業も遠い将来でないことは間違いないでしょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!