便秘改善のためには、食物繊維や腸が喜ぶべき栄養をとり、腸の毒となる反栄養素を避けていき、様々な便秘改善行動を習慣化していくことが大切です。
しかしそれ以外にも便秘を改善させる方法が実はあります。
それこそが、腸のリラックスタイムを増やしていくという観点になります！
本日はストレスケアによる癒しや、考え方を改めることで得られるリラクゼーションとは少し違い、行動を伴うことでリラックスタイムを得る方法をご紹介させていただきたいと思います！
短く浅い呼吸は便秘を悪化させてしまう
私たちが現代のストレス社会で生きていく中で、ストレスを受けながらも日々忙殺されるほどの忙しさになっている人がほとんどを占めていることでしょう。
ただでさえ目が回るほどの忙しさだというのに、それに加えてあらゆる種類のストレスが絶え間なく全方位から攻めてくるため、現代の生きづらさは相当なものではないでしょうか。
このような生活を送っていると、
私たちの呼吸は短く浅い呼吸に自然となってしまいがちです。
短く浅い呼吸は、交感神経を優位にする働きがあります。
交感神経が優位になることで、腸の蠕動運動が抑止されてしまい、腸内細菌のバランスも乱れるため腸内環境が悪化してしまいます。
腸内環境の悪化は、言うまでもなく便秘の悪化へとつながります。
ストレスが多い現代社会では、自然と短く浅い呼吸になりがちです。便秘が現代病と言われるゆえんは、現代のストレスの多さもまた関係してくることは間違いないでしょう。
深く長く、ゆっくりと３回呼吸する
短くそして浅くなりがちな呼吸を整えていくことで、腸内環境を改善して便通を良くすることが可能になります。
そのためには、
深く、長く、そしてゆっくりと呼吸をする
ことが必要となります！
深く長いゆっくりとした呼吸をするための手順としては、次の通りです！
まず初めにこわばっている筋肉や骨、腱などを柔軟にする必要があります。
【２】お腹の奥を意識して、息を吸う
ゆっくりとお腹がふくらむことを意識して、ゆったりと息を吸いましょう。
【３】ゆっくりと息を吐く
ふくらんだお腹が元に戻ることを意識しつつ、やさしくゆっくりと息を吐きましょう。
以上の呼吸を３回行います。
この呼吸を行うことで、副交感神経が優位となります！
副交感神経が優位となれば、腸の蠕動運動は再び活動を開始します。
そして腸内細菌のバランスも通常通りに戻っていくため、便通改善が期待できるのですね！
毎日どんなに忙しくても、どんなに仕事や家事やその他のやるべきことに追われていたとしても、この呼吸はほんの一瞬で完了してしまいます！
しかも場所を全く選びません！
通勤途中の電車待ちや信号待ちのちょっとした時間にも可能ですし、
家事の合間に一息を入れるという意味でも可能ですし、
タスクを完了させて、次タスクへと移る前に実施することも可能です。
この呼吸法は簡単であり、そしてとてもシンプルな方法ですが、私たちに想像以上にリラックス効果を与えてくれます！
私たちがリラックス効果を受けるということは、当然私たちの腸もその恩恵を受け取って腸内環境を良くするための働きに移ることが可能になります！
忙しい毎日だからこそ、この簡単な呼吸法を是非とも実践してみてください！
アレンジで腸に更なるリラックスを与える
深く長くゆったりとした呼吸は、副交感神経を優位にして便秘改善に効果的です。
深く・長く・ゆったりと呼吸をする。
それだけでも十分なリラックス効果と腸内環境の改善が期待できますが、ここにもう一つアレンジを加えて更なるリラックス効果を付加することも可能です！
その方法は、
呼吸をしつつ同時にポジティブな内面に意識を向けるというものです！
ポジティブな内面に意識を向けながら呼吸をする方法は、次の通りです！
【１回目の呼吸】自分の今の感情を感じて、受け止める
たとえマイナス感情を感じたとしても、受け止めましょう。マイナス感情であっても、自分自身の感情を受け止めてあげることであなたのストレスレベルが下がります。
【２回目の呼吸】自分の成し遂げるべき夢や目標を意識する
自分が成し遂げるべき夢や目標を再確認します。
【３回目の呼吸】今の自分を形成してくれた存在を認識して、感謝する
親、兄弟、家族、恩師、友人など、感謝の対象を認識して、感謝します
このアレンジを加えることで、よりリラックス効果が高まり、そしてあなたの幸福感も増していきます。
自分の感情を見ること。
自分の夢や目標を確認すること。
感謝すること。
普段忘れてしまいがちなこれらに意識を向けることで、呼吸が持つリラックス効果を高める上に、ポジティブ感情もアップします！
リラックス＆ポジティブ感情は腸内環境改善の心強い味方となってくれるため、呼吸に慣れてきた場合にはこのアレンジをオススメします！
このアレンジ呼吸法を行うことで、
リラックス効果を得てストレスが軽減し、腸内環境が改善して便通が良くなる
そしてさらには、
ポジティブ感情もアップすることで人生について悩む時間が減少します！
あなたが思い出したタイミングで、アレンジ呼吸法を実践してみてください！
まとめ
■短く浅い呼吸は便秘を悪化させてしまう
・短く浅い呼吸は交感神経を優位にする働きがあるため、便秘を悪化させてしまう
■深く長く、ゆっくりと３回呼吸する
・副交感神経が優位となれば、便通改善が期待できる
■アレンジで腸に更なるリラックスを与える
・リラックス効果を得てストレスが軽減し、腸内環境が改善して便通が良くなり、さらにはポジティブ感情もアップすることで人生に悩む時間が減少する
ストレスが多すぎる現代において、私たちは常に短く浅い呼吸になりがちです。
深呼吸をたったの３回行うだけで、短く浅い呼吸で優位となっていた交換神経を一転させて副交感神経が優位な状況に置き換えることができます！
非常にシンプルなこの呼吸法ですが、続けていくことで非常に大きな効果を生み出してくれることは間違いありません！
少しのすきま時間に、思い出したそのときに、何かの区切りのときに、深く長い呼吸を意識してみませんか？
少しずつかもしれませんが、あなたの便秘改善に貢献してくれることは間違いないでしょう！
最後までお読みいただき、ありがとうございました！